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平成26年度全日本卓球選手権大会
(記事・写真提供/卓球王国)

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平成26年度全日本選手権、全日程終了
2015/01/18

 最後に、男女シングルスの優勝者インタビューからのコメント(一部)と、今年度のメダリストを紹介して、「全日本速報」を終了します。ご愛読、ありがとうございました。

水谷隼:「今日の準決勝・決勝はどちらも4-0で勝つことができて、自分自身、非常にビックリしている。ぼくのほうが思い切って攻めることができたので、相手はかなりのプレッシャーだったと思う。決勝は1ゲーム目の4-8から気持ちを切り替えて、自分から思い切って攻めました。やはり攻めることが非常に大事だなと思います。
 去年は全日本で優勝できて、そこからとても良い一年になったので、今年も良い一年にしたい。リオデジャネイロ五輪では、過去2回の五輪で納得できる成績を残していないので、良い色のメダルが獲りたい」

石川佳純:「思った以上に苦しい戦いになりましたが、陳コーチや支えてくれた人たちに感謝したいです。
 決勝で2ゲーム目を取られましたが、準決勝で先に1ゲーム取った後に3ゲーム取られたので、それが良い教訓になった。焦らずに、守りに入らない気持ちの持ち方を意識したことが準決勝との大きな違いで、早い段階で修正できた。自分のペースで戦えればいいと思っていました。
 今回は年下の選手としか当たっていないし、本当に「え、ここまで向かって来られるの?」と何度も思った。それはプレッシャーだったけど、実力を認められているということは光栄です」

平成26年度全日本選手権大会・メダリスト一覧
●男子シングルス
優勝:水谷隼(beacon. LAB)
準優勝:神巧也(明治大)
3位:岸川聖也(ファースト)、丹羽孝希(明治大)

●女子シングルス
優勝:石川佳純(全農)
準優勝:森薗美咲(日立化成)
3位:前田美優(希望が丘高)、石垣優香(日本生命)

●男子ダブルス
優勝:森薗政崇/三部航平(青森山田高)
準優勝:岸川聖也/水谷隼(ファースト/beacon. LAB)
3位:張一博/高木和卓(東京アート)、吉村和弘/平野晃生(野田学園高)

●女子ダブルス
優勝:平野早矢香/石川佳純(ミキハウス/全農)
準優勝:阿部愛莉/森薗美月(四天王寺高)
3位:田代早紀/藤井優子(日本生命)、中村薫子/市川梓(日立化成)

●混合ダブルス
優勝:吉村真晴/石川佳純(愛知工業大/全農)
準優勝:松平賢二/若宮三紗子(協和発酵キリン/日本生命)
3位:田添健汰/前田美優(専修大/希望が丘高)、時吉佑一/山梨有理(ZEOS/ミズノ)

●ジュニア男子
優勝:及川瑞基(青森山田高)
準優勝:三部航平(青森山田高)
3位:伊丹雄飛(野田学園高)、青山昇太(野田学園高)

●ジュニア女子
優勝:伊藤美誠(スターツSC)
準優勝:早田ひな(石田卓球クラブ)
3位:平野美宇(JOCエリートアカデミー)、木村香純(ミキハウスJSC)

水谷隼、強し!神をストレートで下し7度目の優勝!
2015/01/18

 第1ゲームは神の両ハンドが炸裂、8-4とリードを奪ったが、そこから水谷が7本連取の逆転で1ゲーム先取。水谷は第2ゲームも4-6から6本連取するなど、連続得点が目立った。

 第3ゲームも中盤までは神が健闘するも、はやり終盤は水谷が占める。優勝に王手をかけた第4ゲームも、3-5から6本連取。神のフォアクロスの台上強打を、水谷は高速バックブロック、またフォアストレートの高速カウンターなども炸裂し、マッチポイントもフォアストレートで決め、男子シングルス2連覇、自身7度目となる優勝を遂げた。

●男子シングルス決勝
水谷隼(beacon.LAB)8、9、6、8神巧也(明治大)

石川佳純が激戦を制し三冠達成
2015/01/18

● 女子シングルス決勝
石川佳純(全農) 7、-2、8、5、7 森薗美咲(日立化成)

 石川佳純(全農)が同期の森薗美咲(日立化成)を4-1で下し2年連続、3度目の女子シングルスの頂点に立った。また、混合ダブルス、女子ダブルスと合わせ、54年振りとなる三冠を達成した。

 石垣のカットを完璧に攻略して決勝に勝ち上がってきた森薗。12月に開催された2015年世界卓球日本代表選考会でも、最後まで優勝を争うなど、好調を維持している。その森薗が、持ち味のフットワークを活かしたフォア強打を随所で見せた。

 対するディフェンディングチャンピオン石川は、落ち着いたプレー。準決勝で前田に大苦戦を乗り越えたことで、相手の猛攻にも崩れないメンタリティで試合に臨むことができたのか、森薗の攻撃もブロックしつつ、3球目攻撃などで1ゲームを先制。

 2ゲーム目は森薗の攻撃が炸裂して落としたものの、その後も崩れることはなく、むしろ尻上がりに調子をあげる。森薗のバックへのロングサービスも有効に使い、ラリーでも両ハンドで森薗のボールをカウンター。4-1で一気に優勝を決めると、直後に思わず嗚咽をもらした。

 福原愛の欠場で、絶対優勝しかないという重圧がかかる中、苦しんだ末の涙の優勝。涙の三冠達成となった。

神、神がかり、神様、丹羽を破り決勝進出
2015/01/18

明治大4年の神巧也(明治大)対同明治大3年の丹羽孝希(明治大)の対決。
 神は初のランク入りで、ベスト4まで進出。坪井、大島、吉田を連破し波に乗っている。一方の丹羽は2年前のチャンピオンで昨日は相手の吉田雅己〈愛工大〉がインフルエンザで棄権となり、一日休養している。
 1ゲーム目、出足から神の攻撃が炸裂し、7−3で神がリード、8−3と絶好調。9−3、9−4でボールが割れる。10−4、11−5と神が一気に先取。丹羽を全く寄せ付けないスタート。
 2ゲーム目、丹羽が5−3とリード、9−4と離す。10−4でまたボールが割れる。最後は3球目ドライブで11−4で丹羽が取り返した。
 3ゲーム目、攻めが速くなり厳しくなった丹羽が7−3とリード。一気に11−4。丹羽のエンジンがかかってきた。
 4ゲーム目、4−1と丹羽ペース。5−5と神が追いつく。7−7、8−8から10−8と丹羽がゲームポイント、10−10と神が追いつく。12−10と神が奪い返す。
 5ゲーム目、6−4と丹羽リード。9−5、11−5で丹羽が取り返し、決勝進出に王手をかけた。
 6ゲーム目、4−1で丹羽リードで、神のタイムアウト。4−4と追いつく。今度は神が5−4とリード、神6−5、7−5、8−5、神バックハンド炸裂9−5、10−5、そこから10−7、11−7で神が取り、吠えた。勝負は最終ゲームへもつれこむ。
 7ゲーム目、神3−0とリード。4−1、丹羽のサーエース4−2、4−3、4−4と丹羽が追いつく。また5−4と神がリード、6−4、神パワーボール炸裂7−4。7−5、神ラリー戦で8−5、8−6、8−7、9−7、9−8、神レシーブドライブで10−8、そして神が11−8で勝利。
 初ランクで決勝へ進出した。

●男子シングルス準決勝
神巧也(明治大) 5、−4、−4、10、−5、7、8 丹羽孝希(明治大)  

※写真:高校・大学の後輩、丹羽を破り決勝進出を決めた神(左)と敗れた丹羽  

水谷が9年連続決勝へ
2015/01/18

●男子シングルス準決勝
水谷隼(beacon.LAB) 3、6、3、9 岸川聖也(ファースト)


 水谷隼が岸川聖也に完勝し、9年連続の決勝進出を決めた。

 手の内を知り尽くす者同士の対決、水谷に分があるとはいえ、好ゲームが予想されたが、出だしから水谷のサービスからの3球目攻撃が冴えわたりスタートダッシュ。水谷はレシーブからの展開でも岸川の攻撃を完全に封じた。

 4ゲーム目は5-3と岸川が試合ではじめてリードを奪うも、最後は水谷が振り切って、ストレートでの勝利。これで9年連続の決勝進出となり、7度目の優勝まで残すところあと1試合となった。


敗戦後の岸川のコメント
「サービスレシーブで先手をとられてしまい、実力的に向こうが上なのに、スタートダッシュをかけられなくて、そのまま3ー0とズルズルといってしまった。いろいろ戦術を考えていたけど、それを出す前に終わってしまった。逆回転をフォア前に出せれて、それがうまくレシーブできず、ラリーにならなかった。」


※写真は決勝へ駒を進めた水谷(左)と水谷にストレートで敗れた岸川

カット打ちの名手森薗、石垣を粉砕、決勝へ
2015/01/18

 全日本選手権では4年ぶりの対決、直近の試合では森薗美咲(日立化成)に2連敗している石垣優香(日本生命)。予想ではカット打ちのうまい森薗が有利。
 1ゲーム目で7−3と森薗がリード。11−7で森園が取る。ラリーの主導権を取る森薗、その対応に追われる石垣という展開だった。2ゲーム目も3−1と森薗リード。石垣は攻撃を多く取り入れてペースを変えようとしているが5−2。7−3と森薗リードを離す。11−5森薗連取。石垣にとっては苦しい展開となっている。
 3ゲーム目出足で石垣3−2とリードしたが、3−5と森薗ひっくり返す。石垣は攻撃を仕掛け6−6、7−7、11−8で森薗が3−0と決勝へ王手。
 4ゲーム目、5−2森薗が決勝へ近づく。7−3、石垣のカットが浅く入り、森薗は打ち込む。9−4、11−4森薗がストレートで石垣を完封した。
 決勝は石川と森薗が同級生対決となった。

●女子シングルス準決勝
森薗美咲(日立化成) 7、5、8、4 石垣優香(日本生命)

※写真:見事なカット攻略で決勝進出を決めた森薗(左)とストレートで敗退となった石垣

激戦を制した石川が決勝進出
2015/01/18

● 女子シングルス準決勝
石川佳純(全農) 9、-8、-7、-11、3、6、9 前田美優(希望が丘高)

準決勝最初の石川と前田のサウスポー同士の対戦は石川が前田に1-3とリードを許すも、逆転で決勝進出を決めた。
まずは第1ゲームを先取した石川だったが、第2、3ゲームと前田に連取され1-2とされる。第4ゲーム9-6とリードを奪うも前田に9-9と追いつかれタイムアウト。しかし、前田の速攻の勢いは止まらず、ジュースになった接戦を前田に奪われ1-3と劣勢に立たされる。
しかし、第4ゲームからは、相手のミドルとバックを揺さぶり前田をくずしにかかり2ゲームを連取し、勝敗の行方は最終ゲームへ。

最終ゲーム、前田の5-4リードでチェンジコート。そこから石川が2点連取して6-4とするも前田が6-6に追いつく。しかし、石川サービスの9-9から前田のバックハンドが2本オーバー。石川が激戦に終止符を打った。


敗れた前田のコメント
「石川さんはとても強いので1本でも多く返せるように戦うだけでした。バック対バックで回転に負けないように上から攻めるようにした。途中からロングサービスを出されたがコースが読みにくいし、変化があるのでフォアで狙えなかった。ここまでやれたのは自分でもびっくりしているし、リードされてもあきらめず、戦術を考えられるようになったのは成長した成果だと思います」

※写真:3冠まであと1勝の石川(左)と石川を追い詰めるもあと1歩及ばなかった前田


大会最終日のスケジュール
2015/01/18

大会7日目、最終日はシングルス準決勝から1台進行

10時〜女子シングルス準決勝
石川佳純(全農)vs 前田美優(希望が丘高)

11時〜女子シングルス準決勝
森薗美咲(日立化成)vs 石垣優香(日本生命)

12時〜男子シングルス準決勝
水谷隼(beacon.LAB)vs 岸川聖也(ファースト)

13時〜男子シングルス準決勝
神巧也(明治大)vs 丹羽孝希(明治大)

15時〜女子シングルス決勝
16時〜男子シングルス決勝

いよいよシングルスのチャンピオンが決定する。
今年の全日本王者は一体誰か?

※写真:最終日、朝から賑わうメーカーブース

男子ダブルスは森薗/三部が優勝、二連覇!
2015/01/17

 昨年と同じ顔ぶれとなった男子決勝戦。優勝したのは、森薗/三部。ゲームカウント3-0で、二連覇を果たした。
 優勝インタビューで、「まさか二連覇できるとは思わなかったのでうれしいです。常に力を出し切ることを考えて戦い、決勝戦は集大成のような感じでできたのが良かったです」と、森薗は、しっかりと語った。

●男子ダブルス決勝 
岸川聖也/水谷隼(ファースト/beacon.LAB)9、7、11 森薗政崇/三部航平(明治大/青森山田高)

※写真:2連覇を達成した森薗/三部の決勝と表彰式

女子ダブルス優勝は、平野/石川!
2015/01/17

 女子ダブルス優勝は平野/石川ペア。昨夏のインターハイ2位の阿部/森薗ペアの積極的なフォアカウンターにゲームカウント1ー2とリードされ、第4ゲームも8ー4から8ー8に追いつかれるなど、苦しい展開だったが、最後まで攻撃の手をゆるめなかった。
 優勝インタビューで、石川は「(高校生ペアは)思っていた以上に手強かった」、平野は「自分たちの力を信じるしかなかった」と語った。ふたりは3度目の優勝になる。

●女子ダブルス決勝 
平野早矢香/石川佳純(ミキハウス/全農) 6、-9、-7、12、8 阿部愛莉/森薗美月(四天王寺高)

※写真:2連覇、3度目の優勝を果たした平野/石川

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